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盆踊り

ちょうど1か月ほど前になりますが、9月30日、10月1日にカマラ主催による第2回日墨夏祭りがFUJITAYAにて開催され、日本人をはじめ、メキシコ人、またその他様々な国のたくさんの方々にお越しいただきました。


初日は1,300名、2日は800名ものご来場者がいらしたそうです。



さて、夏祭りでやぐらを囲んで踊る”盆踊り” ですが、その由来などはご存知でしょうか。

由来は諸説ありますが、平安時代に活躍した僧侶”空也(くうや)” によって始められた踊り念仏がはじまりとされています。やがて盂蘭盆会(うらぼんえ) という行事と結びつき、お盆に帰ってきた祖先の霊を迎え送り、供養するための行事として根付いていきました。



江戸時代に盆踊りブームは絶頂を極めましたが、明治時代に入ってからは、盆踊りは男女の出会いの場と化してしまったため、風紀を乱すものとして取り締まりの対象になりました。


しかし大正時代の大正デモクラシーで日本文化が再評価され、民謡の保存活動がはじまると、現在のような盆踊りのスタイルに生まれ変わり、再び人々の間で親しまれていき、それ以降、少しずつ形を変えながら、現在まで盆踊りが日本文化として各地に根付いたとされています。



現在の盆踊りは、中央のやぐらで太鼓を叩き、そのやぐらを囲んで音頭に合わせて踊るのが一般的ですが、音頭や踊り方は地域によって様々あり、定番の盆踊り曲からそれぞれの地域で古くから親しまれている民謡にあわせて踊るなど千差万別です。また最近では、アニソンやJ-POPが使われているところもあるようです。


盆踊りの服装に関しては、昔から浴衣が一般的です。団扇を背中の帯に差し込んだり、男性は頭に鉢巻や腰に印籠をぶらさげることもありますが、最近は普段着で気軽に楽しまれている方も多くいらっしゃいます。


盆踊りが開催される日は各地で異なりますが、夏祭りは7月~9月の期間中に全国各地で開催されることが多いようです。


来年も日墨夏祭りが開催される予定とのことですので、少々先の話しとなりますが、ぜひケレタロで行われる日本の夏祭りを体感しに足をお運びください。




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